10月末に聖なるガンジス川の源流であるヒマラヤ「ゴームク」に行ってきました。
標高は富士山より少し高いくらいのところです。
季節的には僕らが行く3日前から雪が降ってきたような状態で、閉山ギリギリの状況で行ってきました。
僕らはダウンジャケットに登山靴でもちろん登っていました。
しかし、行者さん達は裸足に布切れを巻いたくらいの服装で登っていました。
もう唖然です。
ダウンを着ていても、分厚い寝袋に包まっていても凍えそうだったのに、、、。
行者さん達の身体能力というか、生き方は想像をはるかに超えていました。
勿論、ヒンズー教の行者さん達もヨガをしています。
洞窟や、寺院の中でマントラや瞑想、そしてヨガのポーズもします。
でもそれは誰かにひけらかすわけでも、流派のお免状をもらうためでもありません。
自分と向き合うために、自分の能力を引き出すために行っています。
それは生命力を高めるためと言ってもいいかもしれません。
狭い空間ですからアクロバティックな逆立ちなどはしません。
体を絡めたり、丸くなったり反ったりしながら自分を見つめます。
健康法としても修行法としても、体を鍛え整え、そして潜在能力を高める方法がアーサナなのです。
体をいじめて痛めつけて壊すものではありません。
体が壊れたら修行が出来なくなってしまいます、、、。
特にヒマラヤを裸足で登れることを私たちも目指しているわけではありませんが、、、。
自分と向き合い、自分の潜在能力を引き出し、生命力を高める方法としてのアーサナを3A’sとしても探求していきたいと思います。
ヒマヤラに行って感じたこと、それは「自然への畏敬の念を肌で感じ、生命力を高め神に近づくための方法としてのヨガ」でした。
日本でも山岳信仰のように、極限状態に入ることによって自然と同化し、自然の力を取り入れるような方法もあります。
ファンショナブルなヨガではなく、霊性を意識した本当のヨガを3A’sとしても継承していきたいと思います。
ヒンズー教の聖地はガンゴートリ(ゴームクの麓)の他にも3つあります。
いつかはその聖地も踏破してきたいと思います。
文化としての生きたヨガを体感してきて、皆さんとシェアしていきたいと思っています。
ヨガに関わる方々には、ヒマラヤに機会があれば登ることをおススメします。
タイミングが合えば是非ご一緒しましょう!