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関節には適正な可動域があります。

靭帯などはその適正な可動域以上にならないようにストッパーとして働いています。

筋肉は、当然適正可動域以上では動きません。

 

ヨガのアーサナはある種、奇抜な姿勢でその適性を超えることがあります。

その先には何が待っているのでしょうか?

 

それは「関節の不安定性」です。

適正可動域を超えた関節は、不安定になります。

この不安定性は靭帯が伸び、制御が効かなくなっている状態といってもいいでしょう。

 

すると衝撃や、関節をズラすような刺激がかかったときに止めきれません。

このストレスが継続的、または大きな衝撃が急激に加わると関節は壊れます。

壊れると関節は変形し、いわゆる「変形性関節症」へ移行します。

 

つまり変形性関節症のリスクは関節の不安定性ですが、その不安定性をアーサナが作ってしまうということです。

 

変形性股関節症は8割が股関節の不安定性を持っている臼蓋形成不全の方です。

 

開脚してすごいでしょ?という自己満足が関節を不安定にさせます。

なんのためにアーサナを取っているのでしょう、、、。

 

ただずっとインドの行者のようにヨガだけをしているのなら問題はないでしょう。

ほぼ座ってますし、激しいスポーツのような動きもないですし、修行しかしていませんから。

 

僕の場合ですと、子どもを肩車して首を痛めた事があります。

普通の同じくらいのお父さんならならないでしょう。

なぜなら僕はアーサナでかなり深く首を曲げて靭帯をゆるくしていたからでしょう。

 

つまり僕の体は普通のお父さんよりも関節の不安定性が高く、怪我するリスクが高いのです。

トレイルランニングで股関節を痛めたこともあります。

ちょっとしたことでぎっくり腰になったことも。

 

ヨガだけしてるならいいですが、他のスポーツやアクティビティをする、または子どもなどと活発に遊ぶならアーサナで体を緩めるのは危険です。

緩めれば万事よしということではありません。

 

普通の人ができないことをするということは、普通の健康を捨てていることでもあるのです。

狭い視点でヨガやアーサナを捉えると、裸の王様みたいな滑稽なことになります。

 

普通の視点、普通の可動域、普通の幸せを忘れてはいけません。

アーサナ中毒者も多いと思いますが、人生を無駄にしないように客観的にご自分を見れるようになるといいですね。

客観的に見てヨガの奇抜な姿勢は不気味です。

 

本来のヨガは、普通の生活の中に幸せがあるということを説いていると思います。

特別な存在なんてものはありません。

すでに皆さん完璧なんです。


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