中国雑技団のような身体を反っているポーズがヨガにもあります。
しかし、その先に悟りはあるのでしょうか?
残念ながらいくら反りを練習しても悟りに到達はしないでしょう。
悟りは「坐法」で到達するものです。
坐法での背骨の状態は「真っ直ぐ」です。
「反り」ではありません。
雑技団はなぜ価値があるのでしょうか?
それは普通じゃないからです。
ヨガになぜそんなに強く反る必要があるのでしょうか?
それは背骨に刺激を与えてプラーナの通りをよくする、、、っぽいですが、強いそりの必要性は経典には書いてありません。
そうではなく、、、目立つからです。
だから人に見せることを意識しています。
「ほらすごいでしょ?普通じゃないでしょ?」という心の声が聞こえてきます。
昨今はインスタ映えでしょうか?
ゲーランダサンヒターに載っている後屈のアーサナは、
マツヤーサナ
ウシュトラーサナ
シャラバーサナ
ブジャンガーサナ
ダニューラーサナです。
雑技団のように反るポーズはスポーツまたはパフォーマンスです。
ヨガの目的でも、ヨガの本質でもありません。
強く反れたからといってだから何?という程度です。
坐禅をするお坊さんは何故強い反りをしないのでしょうか?
必要ないからです。
普通じゃないことに捉われすぎるこの散漫な心を制御する方法がヨガです。
背骨を真っ直ぐにし、心を真っ直ぐにするのがアーサナです。
スポーツ、パフォーマンスも楽しいですし気持ちいですし、面白いですよね。
ですから反る練習はやり甲斐があります。
でもヨガの本質とは違うということは知っておきたいですね。
3A’sでは、ヨガとは何か?というところをブラさないアーサナの指導を行います。
別に強い反りができなくてもヨガの実践には何ら支障はありません。
安心して下さい。