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アーサナの目的は「解脱・悟り」ですが、それはどの世代でも当てはまるのでしょうか?

だって小学生に悟りのためにヨガをしなさいというのはちょっと「えっ、、、?」ですよね。

 

佐保田先生によると、インドでは世代によって人生の目的とする指標があるとのことです。

 

  • 青年期は「カーマ」…
    精力が旺盛な状態です。性愛といいますが、濫りではなく性愛を享受しなさいという時期です。
  • 壮年期は「アルタ」…
    富や実利のことですが、社会的な使命、役割とでも言いましょうか。
  • 老年期は「ダルマ」…
    法則や義務のことですが、いい徳を積めば来世にことが起こるという概念です。
  • 成熟期は「モークシャ」…
    解脱です。悟りの先にはもう輪廻しない最高の幸せである解脱が待っています。

 

ヒンドゥー教の目的では上の3つですが、ヨガでは最後に解脱を目指します。

このようにヨガの実践にも、その時にあった目的があります。

 

私個人的には20代くらいまではイケイケどんどんの時期ですから、スポーツのようなヨガもありだと思います。

自分のエネルギーを持て余すわけですから、動きも激しくてもいいんじゃないでしょうか。

 

30代〜40代くらいの時は、社会的な立場としてヨガの哲学や考え方を活かしていくのがいいと思います。

親にもなっているでしょうから、子育てのヒントにしたり、幸せとは何かを追求する時期でしょう。

 

50代を超えたらもうアーサナに執着するような時期ではないはずです。

人生を俯瞰し、広い視点で善や徳というものを考える人格者たるものを目指すべきです。

 

70代以上はもう世や自分に未練を持っている時ではないでしょう。

奉仕活動や次世代のために何を残せるか、そこが生きる意味でしょう。

もちろんヨガは瞑想的であり、アーサナはまさに坐法に達しているでしょう。

 

「亀の甲より年の劫」と言いますが、今人格者として尊敬できる高齢の方はどれほどいるでしょうか?

昔で言うところの村長のような、お婆ちゃんの知恵袋のような、若者に慕われ尊敬される方。

歳をとるとはそう言う立場になって次世代の目標となる存在を目指すことかもしれません。

 

ヨガの目的は、ライフステージによって異なると言うことです。

何もアーサナだけしていればいいわけではありません。

坐法だけしていれば人格者になるかといえば「?」ですよね。

 

様々な人生経験を通して人として成長し、そして真理に達する。

そのヒントに、そのエッセンスにヨガがあるのでしょう。

 

アーサナアナトミカルアプローチでは、世代にも即してアーサナをお伝えします。

目的によってアーサナの取り方も変わってきます。

若者は自分の潜在的な可能性を引き出し、シニア層は執着を無くして穏やかに。

さぁ皆さんは今どんなライフステージですか?