生徒さんが健康を求めてきている時に、インストラクターとして体の柔軟性を強調することはいいことなのでしょうか?
「もっと開脚して股関節を柔らかく。」
「ブリッジができるように胸をもっと広げて。」
その可動域は健康に必要なのでしょうか?
健康の定義はWHO(世界保健機関)が以下のように定義しています。
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。」
可動域が広いということはどこに含まれるのでしょう。
肉体的な部分ですね。
それも日常で必要ない可動域としてそれが健康的かどうかは疑問ですが、、、。
では、股関節は精神的にそして社会的な健康にどのように関係するのでしょうか?
ヨガの一番の強み、特徴は心の平安をもたらすことです。
WHOの定義で言えば、精神的な部分です。
また精神的な部分の改善は、人間関係の改善などを通じ社会的な部分にも当然いい影響を及ぼすでしょう。
アーサナは肉体をターゲットにしているだけではありません。
体はやがて老いますし、治らない後遺症や難病、そもそも骨格特性などもあります。
健康的であることが、体の柔軟性という視点のみだとヨガのインストラクターとして健康を伝えきれないでしょう。
体への執着を捨てて、呼吸できること、食べられること、心地の良いところを探せることなどいいところにフォーカスして調和のとれた心を作っていくのがアーサナです。
アーサナアナトミカルアプローチでは健康に導く方法をお伝えします。
ヨガのインストラクターとして自信を持ってアーサナをお伝えできるためにアーサナ塾を活用下さい。