僕はよく指導で「習字の清書のようにアーサナを取るといいですよ」と伝えています。
清書の時は、払いや、止め、跳ねなど、とても丁寧に行いますね。
場合によっては呼吸が止まるくらい集中します。
アーサナも清書をするように行うと、クオリティが抜群に上がります。
日本人はある程度、幼少期に書道の導入を体験しますので、この例えが通じます。
そういう意味で、他の国の方よりもやはりヨガが理解しやすいのだと思います。
海外のヨガの先生が、日本人の生徒は他国の生徒と比べて、ヨガとの向き合い方がとても真摯的で素晴らしいと感動されるという話をよく聞きます。
僕はそれは「道」がある国だからだと思っています。
もちろん西洋にも丁寧で、心を集中する方法はありますが、日本の道はヨガと親和性が高いのだと思います。
悟りという何か特別な出来事をさも凄そうに説いているヨガの先生もいますが、僕は日本の道でも十分だと思います。
日本の悟り方があると思っています。
人間国宝のような方々はある意味悟っている方々なのだろうと。
話が少しそれましたが、ヨガのアーサナも「道」のような集中力と、繊細さで練習できるといいですね。
アーサナ・アナトミカル・アプローチでは、「道」」でいうところの道場のような雰囲気と関係性を大切にしています。
日本人だからこそ見えてくるアーサナの練習法も体験して見て下さい。