「先生がそうしろと言ったから。」
「先生がこれが正しいと言ったから。」
「先生はこれ以外は間違いで嘘だと言ったから。」
なぜ貴方は今そのような生き方、そのようなヨガとの向き合い方、アーサナの取り方をしているのですか?
「先生がそう言ったから。」
先生の役割は、方向を指し示すことです。
生徒さんが違う道に行きそうになったらそっちじゃないよこっちだよと道を修正することです。
その道は、幸せ、悟り、解脱への道です。
インドの方々は本当に解脱を願っています。
ある時期からは来世のために生きています。
それは修行の最高のモチベーションなのです。
日本人のモチベーションは何でしょうか?
貴方のモチベーションは何でしょうか?
どの道に進みたいのですか?
その先生はその道を指し示してくれる先生ですか?
ポーズの完成形を伝えてくれる。
完成形への修正をしてくれる。
それがヨガの先生ですか?
日本人なら、解脱よりは幸せの道の方がしっくりくるかもしれません。
貴方の先生はニコニコしていますか?
貴方の先生は生き生きしていますか?
貴方の先生は健康ですか?
貴方の先生は幸せそうですか?
先生が道を示す存在ならば、先生が実践しているその結果が見えます。
苦しんで、愚痴を言って、ストレスまみれで、怒っていて、エゴ丸出しで自己主張して、そして不健康、、、。
そんな先生ではないですよね。
そして生徒は、先生に依存してはいけません。
幸せになるのは貴方です。
先生ではありません。
先生の自己満足を満たすために貴方はヨガをしているのではありません。
先生はあくまで修正役、道案内役です。
行った事のないところへ導くことはできません。
悟っていない人に悟りを習うことはできません。
幸せじゃない人に幸せに導いてもらうことはできません。
先生が自分をコントロールしようとしてきたら気を付けて下さい。
先生に依存している自分が見えたら気を付けて下さい。
貴方は貴方の幸せのためにヨガを取り入れればいいのです。
痛みを我慢して、理不尽な指導を鵜呑みにして、盲目な信仰のような生徒と先生の関係をヨガと勘違いしないで下さい。
従順な事と盲信は違います。
信頼と依存は違います。
先生に答えを求めるのではなく、貴方の中に答えを求めましょう。
貴方の人生の答えは先生が出すのではありません。
貴方が人生の答えを見つけるのです。
アーサナアナトミカルアプローチでは、ヨガの本質をブレずにアーサナをお伝えします。
解剖学の視点、科学の視点は客観性です。
盲信、依存は客観性の欠如から起こります。
ご自分の幸せへの道が見つかりますように。