アーサナでは、「手を伸ばす」とか、「床を押す」とか、「首を伸ばす」など
意識してあること、動きを「する」ことが重要です。
ただ手を挙げているのと、手を伸ばすのは違います。
ただ脚を開いているのと、床を押しているのは違います。
この「する」ことに集中することが、意識を研ぎ澄ます技法です。
ですから、なんとなく姿勢をとっているのと「する」ことを意識することは見た目は同じポーズでも全く違うものと言えます。
これはマインドにも影響を与えます。
例えば、他人が落し物をした時にそれに気づき直ぐに「落としましたよ。」と声がかけられるかということになります。
辛い時に素直に「辛いんだよね。」と言えるかということです。
多くの方は、今こんなことを言ったら変に思われるかな、、、。
などと自分の体裁を気にすると思います。
ヨガでは素直に「する」ことに集中して実践します。
そうすると、自然と自分に素直になれるようになります。
もちろん集中力も高めやすくなりますね。
アーサナは見た目ではなく、その姿勢で何をしているかが大切なのです。
アーサナアナトミカルアプローチではアーサナの中で何を「する」のか解説します。
アーサナの効果、力を本当に体験できる練習を一緒にして行きましょう。